2005年12月17日
トレドへの新しい移動法
スペインの古都トレドは、ローマの水道橋で有名なセゴビアと並んでマドリッド近郊の人気の観光地です。町はとても小さく、石畳の細い通りが迷路のように入り組んでおり、至る所で中世の雰囲気を感じます。大聖堂、画家グレコの家、城、多数の教会など見所も多く、レストラン、バル、おみやげ屋さんもたくさんあります。マドリッドからトレドへは、列車、バスでアクセスします。これまで到着するまで1時間半程度かかっていましたが、11月末から短距離高速列車がお目見えし、トレドまで35分で移動できるようになりました。運賃は片道8ユーロと思いのほかリーズナブルなので(往復購入すると割引があります)、短い旅行日程を利用してトレドを観光するにはこの列車を利用する価値は十分あります。列車の駅から町の中心までは、坂道を30分近く歩かなければなりません。それでもゆっくりのんびり景色を楽しみながら歩いていると苦になりません。坂道が苦手な方にはバスがお勧めです。バスターミナルからは所要時間は15分ほどです。
投稿者 spain-go : 02:28 | コメント (0)
2005年12月03日
食事
スペインでは1日5回食事をする、とガイドブックなどに書かれていることがありますが、正確には3度の食事と2度の間食です。朝食は各自のスケジュールに合わせてまちまちですが、一般的に昼食は2時から3時に開始、夕食は9時ごろです。朝食はコーヒーとクロワッサン、トースト、シリアルなどを食べますが、いずれにせよ朝は小食です。そのあと昼食前にAperitivo(アペリティボ、つまみ)を食べます。私は平日は仕事をしていますから何も食べませんが、週末はよくバルによってアペリティボを食べます。飲み物(大体アルコールのもの)と一緒にポテトチップ、チーズ、チョリソ、オリーブなどを食べます。これは座るよりも立っておしゃべりしながら飲み食いするのが雰囲気があり、話もより弾むような気がします。そのあと3時ごろからしっかりしたお昼ご飯を食べます。その後夕食まで時間がありますので、今度は6時ごろにMerienda(メリエンダ、おやつ)を食べます。これは温かい飲み物と菓子パン、チョコレート、クッキーなど甘いものを取るのが一般的です。夕食は軽く済ませる人もいれば、たくさん食べておなかがいっぱいになってから寝る人もいます。毎日このパターンを繰り返す人は少ないですが、休日はアペリティボまたはメリエンダを取りながら、家族、友達とおしゃべりをしている人がたくさんいます。個人的には3度の食事よりもこれらの間食の方が楽しくて好きです。
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2005年11月24日
サッカー観戦
先週土曜日のレアル・マドリッドとバルサの試合は日本でもご覧になった方が多いと思いますが、こちらでもリーグで一番重要な試合として話題になっていました。私は昔レアル・マドリッドの大ファンで何度かスタジアムまで観にいきましたが、最近は興味が薄れてほとんど注目していません。ただこの対戦はどうしても気になって近所のバルでTV観戦をしました。サッカーの試合は、無料のチャンネルで放送する場合と、Digital+という有料チャンネルで放送する場合があります。この試合はちょうど有料チャンネルで、うちの家では見れなかったからバルへ行ったのですが、もし家で見れたとしても、大切な試合はバルで見るのが雰囲気があって良いです。スタジアムで見るのはもちろん特別ですが、チケットは取りにくいし、高いし、冬は寒いし、スタジアムへの行き帰りが困難です。それを全部避けて、ビールを飲みながら大勢の人と観戦すると、いやでも熱が高まってワクワクします。ゴールを入れた瞬間は、見知らぬお客さんとの妙な一体感が不思議で楽しいです。今回は前半からバルサが優先して、結局惨敗でしたからあまり盛り上がらず残念でしたが、スペインにいらっしゃる方にはぜひ一度バルでの観戦をお勧めします。注意点は好カードの試合を見る場合、開始2時間前くらいにTVから近い席を取ることです。
投稿者 spain-go : 20:30 | コメント (0)
2005年11月09日
寒くなったら食べたくなるもの
実は私はスペインに留学する前はスペインは常夏で四季がないと思っていました。なぜかというと、スペインといえば太陽とひまわり、そして情熱のフラメンコというイメージが強く、冬の風景が思い浮かばなかったからなんです。実際は一部の地方を除いてちゃんと四季があります。マドリッドでは9月末頃から秋の気配いが近づいて10月末ごろからそろそろコートが必要になってきます。今回は秋から冬にかけて楽しむ食べ物をいくつかを紹介します。まずは路上のスタンドで売る焼き栗。栗は日本の甘栗とは違って特別甘くなく普通の味です。値段は忘れてしまいましたが6つか7つで3ユーロくらいすると思います。これを食べながら王宮やマヨール広場あたりを散歩するのは雰囲気があってよいものです。次にコシード。これは数種類の肉とひよこ豆を煮た料理で、マドリッド風コシードは全国的に有名です。一般的には1皿目は煮込んだスープに細くて短いパスタを入れたものをいただいて、2皿目に肉と豆を食べます。これを食べたあとは体がポカポカするので、寒い時期にぴったりです。私の同僚は寒くなると発作的にお母さんの作るコシードが食べたくなるそうで、これはマドリッドのおふくろの味といったところでしょうか。最後に個人的に一番好きなチョコラーテ・コン・チューロ(チュロス)を紹介します。コシードと同じく、チューロも一年中食べることができますが、寒くなると有名なカフェテリアでは行列ができるほど人気が出ます。チョコラーテは硬いのではなくて、一般的には板チョコを少量の水とバターで溶かしてコーヒーカップに注いだものです。熱々のチョコラーテに揚げたてのチューロを浸して食べると、幸せな気分になります。あらゆる年代に人気のチョコラーテ・コン・チューロは朝食またはおやつとして楽しみます。マドリッドではValorというチョコラテリアで食べるのがおすすめです。
投稿者 spain-go : 00:58 | コメント (0)
2005年10月19日
お米 Arroz
スペインに来てから「日本での食事は毎日3食お米?」とか「日本でもパンは売ってるの?」など、びっくりする質問を時々されます。こちらでの日本の食事のイメージは純和風で、私たちの毎日の食事がスペインに比べてもっとインターナショナルだとは夢にも思っていないようです。これらの質問を聞くと、ではスペインではあまりお米を食べないのでは、と初めは思っていましたがちゃんとお米を食べます。パンの方が数倍ポピュラーだと思いますが、お米料理も人気があります。スーパーへ行くと日本で食べるような短くて丸い形のもの、タイ米のような細長いもの、ワイルドライスなどの種類が見られます。また、インスタント食品としても売られていて、袋に一人分があらかじめ分かれていて熱湯で数分煮れば出来上がるもの、野菜やハムなどと一緒に冷凍されていてフライパンで温めるだけのもの、レンジで2分加熱するだけのものなどもあります。また、週末にパエリアを家族みんなで食べる習慣のある家庭は結構あります。お米料理を色々なバリエーションで楽しむ点ではスペインも日本も同じですね。ただし、調理方法については大きな違いがあります。日本では炊く前に必ずお米を洗いますが、こちらでは洗いません。また、お米とお水の分量を量ったりもしません。各家庭で違いがあると思いますが、大体みなさん沸騰したお湯にザーっとお米を入れて、好みによってオリーブオイルや塩を入れてやわらかくなるまで煮ているようです。その後ザルで水を切って出来上がり。私は初め、なんてことをするんだろうかと驚きましたが、今は面倒な手順が省けるので時々この方法で炊いています。スペインに来てから、ここには日本に比べて大雑把なものがたくさんあると感じていますが、お米の炊き方に関してもそうだと実感しています。
投稿者 spain-go : 01:01 | コメント (0)
2005年09月27日
ラジオ番組
当オフィスでは、勤務中にいつもラジオが流れています。部署によって聴く番組は異なりますが、私の部署ではM80という音楽番組がかかっています。この局は70年代、80年代、90年代の主に英語の曲を放送しています。朝はニュースなんかもやっているようですが、私が仕事をしている時間帯は、少しのニュース速報とCMを除いてずーっと音楽がかかっています。DJもなかなか登場せず、どうやって番組制作をしているのか不思議です。また限られた年代であるにしても、英語で歌われている名曲というのは無数にあすはずなんですが、なぜか毎日同じ曲がかかっています。M80以外にも似たような番組がいくつかあって、そこでも同じく毎日同じ曲が流れています。この単調さに呆れているスペイン人は多数いるのですが、プログラムが一向に変更しないところをみると、「新しい曲を探すのが面倒くさいというラジオ局側の態度が現れてるなぁと思います。もしくは不満に思っていてもそれをラジオ局に問いかける人がいないのか。また、こちらでは視聴者がラジオ局にリクエストをする参加型のプログラムを聴いたことがありません。ここにもまた日本とスペインの違いを感じます。
投稿者 spain-go : 22:05 | コメント (0)
2005年09月02日
誕生日 Cumpleaños
スペインに来て驚いたことの一つに、誕生日の祝い方があります。当オフィスでは、誕生日を迎えた人が同僚のためにケーキやサンドイッチなどの食べ物を持ってきます。それを食べながら、他のスタッフ全員で買ったプレゼントを渡すというのが恒例になっています。プレゼントは一人2ユーロ程度を出して買います。これまでに買ったものは女性にはアクセサリーや洋服が断然多く、男性の場合は洋服、DVDのテープなどがありました。
友人同士でお祝いをする場合は、家に食事に招待したり、バルに集まって1杯目は主人公が全員分を支払い、残りは各自で清算することもあります。カップルで食事に行く場合は、誕生日の人がご馳走します。ちなみに誕生日に歌う曲は日本で歌うものと同じメロディーでスペイン語で歌います。
余談になりますが、こちらには誕生日のカードにセンスの良いものが皆無で驚きます。これはクリスマスカードにも共通していますが、こちらで販売しているものには驚くほど変なものが多いです。日本にはデザインも質もよいカードがたくさんあるので、長期でいらっしゃる人はぜひいくつか持ってきてプレゼントしてみてはいかがでしょうか。きっとセンスのよさに驚かれると思います。
投稿者 spain-go : 01:30 | コメント (0)
2005年08月20日
コスタ ブラバ
今週月曜日はスペイン全国の祝日で、金曜日から3連休でした。これを利用し、カタルーニャ州にあるコスタ ブラバへ旅行してきました。これまでスペインのあちこちで泳いだことがありますが、今回訪れたビーチは一味違って魅力的でした。砂は細かすぎず荒すぎず、海水は冷たくて澄んでいて、とても塩辛い。また、入り江が多い地方なのでビーチ自体が小さめで、泳いでいても砂浜にいても、なんとなく落ち着きます。海の色は間近で見ると深い青ですが、少し離れて上から海を見下ろすと、青と緑の透明な色が楽しめます。ここも地中海に面していますが、例えばバレンシアやアンダルシアで見る地中海とは印象がずいぶん異なります。この地方を訪れる機会がある方は、ぜひ一度足を運んでみてください。
投稿者 spain-go : 00:03 | コメント (0)
2005年08月06日
交通事故多し
バカシオネスの時期に入ってから、マドリッド周辺の主要道路では週末必ず渋滞がでます。特にバレンシアへ続く道路は、マドリッドから見て一番近い海岸へのルートなので特に混雑しているようです。それに比例して交通事故も多発しており、先週末は死者40名だったそうです。数週間前は22名。日本で生活していた時、警察署の前を通りかかると前日の事故件数、負傷者数、死者数をまとめたボードを見てましたが、二桁の数字を見かけた記憶がほとんどないので、スペインでの事故の多さに驚きます。事故は高速道路だけではなく市内の一般道路でもよく起こっています。マドリッドの人はよく赤信号を無視して道路を渡ります。それなら日本でもありえる、と思いますがこちらは本当に、私たちがびっくりするくらいその数が多いんです。また、車の運転が日本に比べて荒っぽいような気がします。横断歩道の信号が青に変わった瞬間に急に車が猛スピードで通りすぎる、というのは頻繁に目にします。マドリッドに滞在中される方は道を歩く時も車に十分注意してください。
投稿者 spain-go : 00:48 | コメント (0)
2005年07月29日
物価
先日こちらの新聞記事に世界で最も物価が高い都市ベスト10みたいなものが掲載されていました。1位は東京、2位は大阪、どちらも日本の町でちょっと驚きました。確かに日本は物価が高いことで有名ですが、マドリッドで生活していて日本の方が安いと思うものが結構あります。洋服全般、歯ブラシ、キッチン用品、文房具、CDなど。日本にいれば100円ショップでそろえられるものも、こちらではそれぞれが結構高くて最終的には大きな出費になります。こちらにも100円ショップみたいなお店はありますが、デザイン、質、品揃えから見て日本の方が断然優れています。逆に日本の方が高いのは交通費、野菜、果物、映画館などが特に際立ってると思います。こちらの地下鉄は市内の中心ゾーンであればどの駅まででも、乗り換えしても1回150円程度です。10回1つづりの回数券なら1回が80円程度になります。果物で言えばこちらではメロンはとても安くて1キロ160円です。比較をすればキリがないのですが、10年ほど前は何でも安く見えたものが今では世界の大都市と物価は同じように変わってきたと実感します。残念です。
投稿者 spain-go : 00:59 | コメント (0)
2005年07月22日
熱帯夜
今週は毎日寝づらい日々が続いています。夜中12時になってもまだ気温が30度から下がらない日があったり、風が吹かない日はしっかり眠ることができないので、翌日は目覚めた時から疲れてしまいます。スペインでは一般的にクーラーが付いていない家が多く、マドリッドも市内の家は半分くらいは付いていないと思います。日本ではクーラーがあるのが当たり前ですが、ここの夏は湿気のないカラっとした暑さなので、なくても扇風機で何とかしのぐことができます。私が9年前にマドリッドに留学生としてきた時、ちょうど夏の3ヶ月間ホームステイをしていました。ステイ先の家にはクーラーも扇風機もなくて、はじめは眠れない日が続きました。そんな時思いついたのが、ペットボトルに水を入れたものを凍らせて、タオルを巻いたものをアイスノンとして利用する方法です。これは結構効果があり安眠できたことを覚えています。スペインで冷房器具のない夏を過ごされる方は一度お試しください。
投稿者 spain-go : 21:53 | コメント (0)
2005年07月14日
マドリッドの夏
現在マドリッドは夏真っ只中です。今日は気温が39度まで上がり、明日はさらに気温が上昇するとのこと。雨が降れば一時的にスッキリして空気もきれいになるのですが、9月まではまとまった雨が見込めないようで、水不足が進行しています。ところで、7月、8月はスペイン全国的にVacaciones(バカシオネス=休暇)シーズンで、大勢の人が数週間お休みを取って旅行に出ます。マドリレーニョス(マドリッド市民)に人気のあるのは、国内ではバレンシアとアリカンテ周辺の海岸、海外ではカリブ海辺りだそうです。中にはピレネーの地域、パリ、プラハ、フィレンツェなど、海を目的としない観光をする人もいますが、やはり夏のバカシオネスは海が一番人気のようです。大勢の人が一時的にマドリッドを離れている、というのは町を歩いていると実感できます。いつもは満員になる地下鉄がこの時期は乗客が激減したり、普段は歩くのが困難な目抜き通りがやけにガラガラしていたり。市内の移動が快適になってよいのですが、逆にマドリッドに残っていることが寂しく思えることもあります。早く私もバカシオネスを楽しみたいものです。
投稿者 spain-go : 02:15 | コメント (0)
2005年06月28日
オリンピック招致
現在マドリッドは2012年オリンピックの候補都市として名乗りをあげており、市内ではマドリッドを宣伝する旗、看板などが多く見られます。先日は大通りを数キロ閉鎖して盛大な招致イベントを実施するなど、かなり力を入れています。その他の候補地の中ではパリ、ロンドンが有力視されているようですが、マドリッドもなかなか高い評価を受けているだけに最後まで目が離せない状態です。オリンピックが開催されれば町が整備され、雇用が増え、観光客が増え、きっとスペイン語ブームにもつながって、などなど良いこと尽くめのようですが、現在市内ではオリンピックに向けた都市整備計画の一環として地下鉄、道路の工事が派手に行われています。例えば、地下鉄の多くの路線が一部もしくは全面停止、代わりに走るバスも道路工事と重なることが多くスムーズに走りません。また高速道路をリニューアルするのに数千本の木を伐採するなど、ちょっと想像を越える工事ブームです。このブームはまだまだ続くようですが、すでに市民はうんざりしています。もし2012年のオリンピックがマドリッドで開催されればこの迷惑を我慢した甲斐があった、となるはずですが開催できなかったら辛いですよね。開催都市発表まであとわずか、結果はどうなるでしょうか。